〜日本男子バレーボールの栄光への軌跡〜
あなたはこれまでの人生で
誰かの一言で変わった経験はありますか?
日本男子バレーボールチームの特集番組を観て
オリンピックが始まって連日TV観戦されでいる方もいらっしゃるのでは?
日本男子バレーボールチームの特集番組を観て
感じることがあったのでそのことについて綴っていきます。
2017年全日本の監督であった中垣内さんが当時を振り返って話されていました。
お話の中から現状を変えるために必要な3つのことを感じ取りました。
- 外から新しい風を吹かせる
- 自分ごととして捉える
- 主体的に動く
指導者として米国で学んでいた中垣内さんはある米国人に
「以前強かった頃の日本男子バレーからは学ぶことが多かったのに今の日本チームは何も学んでいない。体力差や身長差をカバーするための方法を学ぼうとしていない」と言われて
ハッとしたそうです(ちょっとその人の言動上から目線な気もしましたが)。
ひとつ目:外から新しい風を吹かせる
当時、自らも含めて日本には指導者として、適任がいないと判断して
外国に人材を求め、やってきたのが今の監督であるフランス人のフィリップ・ブラン。
日本語を話せない彼ですがチームを実に1972年のミュンヘンオリンピック以来52年ぶりに
金メダルを目指すようになった指導者なのです。
現在の日本男子バレーボールチームの世界ランキングは2位(2024年7月29日現在)。
ちなみに1位はポーランドです。
ふたつ目:自分ごととして捉える
日本人だけでやっていてもダメならば、と外に人材を探しに行ったことが
チームを強くする要因となった。
といえ…
コーチととしてやってきたブラン氏も日本人への指導には
当初苦労をしたようです。
【トップダウン】監督の話を聞くだけで、選手から意見が出ない。
これではダメだと言うことで一人ひとりと話をし
「あなたはどう思うのか?」「どうしたいのか?」
意見を求めたという。
指導者に言われるがままではなく自分ごととして落とし込み
捉えられるようにそれぞれの選手に考えさせたそう。
みっつ目:主体的に動く
ふたつ目の【自分ごととして捉える】ができると主体的に動くようになります。
「あなたはどうしたい?」を考えさせることで主体的に動く方向へと変えていったわけです。
スポーツなので勝敗があり
勝つために技能を磨くことはめちゃくちゃ大事
ではありますが、自分がどうしたいのか?を考える/考えさせる環境を作り練習をしていくことでここまで強くなってきたのです。
52年ぶりに金メダルを目指して
指導者によってここまで違ってくるのだな、と
またヨーロッパで活躍している選手がいることも
「井の中の蛙」ではなく大海を知った結果なのかもしれないですね。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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